ゆきんこの徒然日記

日々の出来事や思ったことを日記にして書いています。エッセイも時々書きます。

ランチのあっこちゃん

今ベストセラーになっているし、NHKでもドラマ化して放送している最中だから観ている人は多いかもしれませんね。

超ベテランのハイミスのOLと新人派遣社員との心温まる交流を描いたヒューマン物語です。


あっこちゃんこと、あっこ女子は40代のバリバリのキャリアウーマンで、社長の右腕といわれる女性です。
一方の三智子はまだ20代前半の派遣されてきたばかりの女の子です。
 三智子は出勤初日からあっこ女史から驚くべきことを命じられる。
お互いのランチを交換しよう、というもの。


あっこ女史は女性ながらも営業部長。

自分はPCを扱う事務と雑用をするただのOLです。
口をきくのも恐れ多いキャリアの女部長にいきなり半命令的に要求されたのです。
三智子はお弁当持参で、あっこ女史は外食している。
そのランチを交換しようというのだった。


こうしてランチを交換する日々が1週間続く。
最初三智子は、あっこ部長の意図がわからなかったが、約束の1週間が終わって、何となくあっこ部長の狙いが分かるのだった。

 

冷たいだけの女は、実は思いやりのある温かい心の持ち主だったのだ。
私は読み始めてあっこ女史の気遣いに気が付いていました。


入社したばかりの女子社員が困ることがあります。
それはお弁当をどこで食べるかです。


私は新入社員が入ってきたら、まず、お弁当を食べているグループの中からその子に向いているグループを選び、そこのボスに仲間にして貰えるように頼みます。これは大きな問題なのです。
勿論新入社員には外食するようなお金はありません。


このあっこちゃんの会社は児童向けの図書を扱う小さな出版社だから、三智子以外は男性ばかりだったのです。
更に三智子は毎日違う食事所に行かされていて、社外の人達とふれ合いの場ができ、あっこ女史の社外の人の評判を聞き、あっこ女史の大きさを知るのだった。
これはPCを扱うだけの能しかない三智子が一回りも二回りも大きくなるのに役立つのだった。


ストーリーは2部構成になっていて、これで1部は終わりです。
2部(ディナーのあっこちゃん)はつぎの機会に紹介します。